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Synopsis

 本書は父春太郎が生前に書き残した「農村社会 明治・大正・昭和」に関する記述部分に、著者が歴史的推移を加えて編集したものである。

 江戸時代以来、多くの農民は重い年貢の負担、飢饉、不作、洪水に悩まされながら、貧しい生活を余儀なくされた。「稼ぐに追いつく貧乏なし」とよく言われた。朝、暗い内から夜遅くまで働いても、暮らしが楽になることはなかった。そのように苦悩する日常生活の中で、多くのの農民はささやかな楽しみ、喜びを見出していた。本書には農村の生活ぶりや文化に関しての記述がある。当時の状況を知っておくことは祖先を理解し、これからの社会に臨む姿勢を省みる参考になると思う。他の二作、「日中戦争」「シンガポールとマレー農園指導」の歴史的背景ともなっている。

 現代社会では、春太郎やその祖先が生きた時代とは比べようもなく変化し、平和で豊かな社会になっている。わたしたちの祖先の歩んだ時代は忘れられやすい。日常の生活に追われると、それを振り返る余裕も失われる。著者は、今後の日本社会を担う若者たちが、断片的にも当時の状況を知り、それを念頭に置いていることが、彼らの今後の思考、行動に役立つものと信じる。

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